前回に引き続き上部頸椎についての講義でした。
まず、解剖学の書籍を用いて、後頭部・顔・胸部の筋肉の解説と手技方法を説明後、受講者同士で実技の練習に入りました。
お互いの実技に対して確認し合い、その手技について意見交換をしていまいました。
受講者たちもお互い気さくに声をかけ合ったり、笑い声も時折聞こえてきて会場全体が明るい雰囲気でした。
頸椎や頭部、肩甲骨のストレッチ、肋骨付近や顎関節付近のマッサージ方法などの説明がありました。
「四十肩や五十肩の人の多くは肩甲骨の可動域が小さく前方寄りのためストレッチで肩甲骨を後方直していく」
「肋骨付近の筋肉は、普段胸を張る動作をあまりしないので、深い深呼吸をするだけでもストレッチになり腕が上がりやすくなる」
など、部位ごとにポイントを分かりやすく説明されました。
実技を交えた講義は施術前後の比較がしやすく、メモをとる受講者が多く見られました。
実技の時間は、講師へ質問する受講者が多く、あちこちで講師を呼ぶ声が飛び交い、全体的に講習の3分の2が実技の時間を占めていました。
その分、受講者の熱心さの度合いが分かる講習会でした。
講義の最後に「筋肉や関節の連結部分の箇所を考えながらポイントをつかみ、繰り返し練習をして手技を自分のものにしてください」と締めくくられました。
上部頸椎の見方とアプローチ方法
日時:平成29年2月12 日(日)10:00~13:00
場所:全柔協会館4 階
講師:大藤武治
肩書:汐留シティーセンター セントラルカイロ院長 http://www.c-chiro.com/