【講習会報告】下肢の障害への多角的な考え方

全柔協で初めての堀内秀憲先生(日本オランダ徒手療法協会認定徒手療法士)による講習会を開催しました。『下肢の障害への多角的な考え方』として7月、8月の2回講習でした。

平成29年7月30日(日)

下肢の障害への多角的な考え方 ~足関節捻挫の捉え方~

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初めに問診の捉え方と、問診から完治までのスケジュールの組み立てについて講義がありました。

講師からは「患者の状況と周辺の環境を視野に入れ、現在の状況→経過→治癒までのプロセスを考えましょう。」と声掛けがあり、その点を踏まえて問診を行いました。講師の問診の方法は、治癒に近づけるために、多数有る技術の中から選択するやり方だったので、基礎知識の再確認にもなり、組織学、神経生理学的アプローチも知ることができました。

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実技練習では、講師が受講者のベッドを回り患者の足の向きや力のかけ方と方向など細かな指示を出していました。理論をしっかりと学んでから実技に入ったので、スムーズに実技に落とし込めたように感じました。

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「足関節捻挫の怪我はしやすく、治ってしまうと放置しがちになる部位ですので、その部位を知りつくしていることで、他の治療者と差をつけることができます。しっかり練習し習得しましょう。」と力強く話されていました。

講師はとても明るい方でしたので、実技中は笑い声も出ていましたし、問診での難しい場面でも受講者は、気負わず取り組めたと思います。

 

平成29年8月27日(日)

下肢の障害への多角的な考え方 ~膝痛の捉え方~

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始めは、前回の足関節捻挫の復習の実技を約1時間行い、その後の膝関節前方の内側と外側のストレッチのデモンストレーションと実技では、講師は各ベッドを周り受講者の実技指導をされていました。

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午後からは、ケーススタディの座学を約2時間行いました。ケーススタディは、年齢・性別・症状を設定した架空の患者を例に挙げ、問診から評価や治療に至るまで様々な思考や過程を想定していく座学でした。

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「過去の病歴」「負傷した部位」「どういう時に痛みが出るのか」「過去の競技歴」「どのレベルの痛みなのか(軽度・重度)」「入眠の有無」「自律神経の乱れの有無(手足の冷えなど)」「食欲や体重の増減」など、受講者達は一人ひとりの意見を出し合い、講師からは問診時に様々な視点・要因から負傷に向き合う重要性を説明されていました。

その後、下肢のバランスチェックと大腿部のトレーニングの実技がありました。

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下肢のバランスチェックのポイントの講義では、講師が受講者の足の動きを撮影した動画をスクリーンに写し、スローモーションで再生しながら筋肉の動きや膝の向きなどの要点を解説されました。

その後、大腿部のトレーニングを行い、トレーニング前後の筋肉や膝関節の動きの変化を動画と比較して目で確認できる講義は受講者にとって分かりやすい内容だったと思いました。

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最後の質疑応答の時間では、積極的に質問する受講者もいて、それに対して講師も一つ一つ丁寧に回答や意見を述べられていました。講師と受講者が和気あいあいとした雰囲気のまま、講習が終了しました。

全国柔整鍼灸協同組合


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