【業界情報】柔道整復師国家試験 下がる合格率

平成30年3月に実施された柔道整復師の国家試験は合格率が58.4%になり(合格者数3,690名)、昨年よりさらに低下した。

学校関係者によると、複数の選択肢で全体的に迷わせるような問題が増え、難易度が上がったとのこと(例:正解が1つでなく2つ、など)。以前からいわれていたように、研修試験財団が設問を意図的に操作して合格者を減らす方向に持って行った可能性が非常に高いと見られる。2020年以降、柔整は必修問題が30問から50問に増えることも決定しているため、試験自体の質がさらに変わっていくことになる。

この4月から施術管理者になるには実務経験と研修が必要になったが、さらに柔整師の増加にブレーキがかかり、業界全体のパワーダウンは避けられない。

一方、同じく国試が行われた理学療法士の合格率は81.4%(合格者9,885人)、作業療法士は76.2%(4,700人)と、柔整をはるかに多く、年々激増している。医科はこれらの雇用先を広げるために柔整に圧力をかけ、また理学療法士は介護分野にも活発に進出しているが、柔整業界は残念ながら対抗策を見出せないでいる。

全柔協は療養費検討専門委員会にも意見を出し、介護の総合事業にも参入できる環境を作ろうとしているものの、業界自体の熱が冷めているのが実情だ。
なお、はり師の合格率は57.7%、きゅう師62.5%とこれまた低く、東洋医学全体の危機感を強めている。
(全柔協事務局だよりVol.311より)

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