カイロプラクティック&オステオパシー研究会

H30.3.11 『筋膜連鎖の臨床応用』(大阪)

全10回のうち、最後となった今回の研究会では主に筋膜の連続性について座学と実技で学びました。
倉津先生は、

「筋肉1つ動かすことは単体だけでなく、名前が上がってこないような筋肉も作用している。」
「筋肉は、患者でさえ忘れているような昔の怪我までも記憶しているため、同じ治療をずっと続けていくのではなく、筋膜の連鎖と対話し治療していくことが大切」

と話され、受講者がより理解できるように、筋膜解剖の図を使用した講義が始まりました。

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筋肉は脱水を一番嫌うので脱水症状が起こると筋肉が上手く働かず、腰痛や肩こりの原因になるということが説明され、受講者は驚いた様子で、熱心にメモを取り、話を聞いていました。

また、倉津先生がご自身の体験談を折々に挟むと笑いが起こり和やかな時間となりました。

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実演で印象的だったのは、肩が外れやすく、日常に支障が出るという悩みを持つ受講者が施術を受けた結果、目に見えて動きが良くなり肩が上がるようになったことです。
その様子に受講者からは感嘆の声が上がり、倉津先生への質問やアドバイスを求める声が耐えない充実した時間となりました。

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実技では倉津先生がベッドを回りながら丁寧に指導をされ、受講者同士で倉津先生の施術を受けた感覚とペアの人の施術を受けた感覚との違いを伝え合ったり、お互いに学んだことを一生懸命メモを取る姿は印象的で一体感が伝わってきました。
倉津先生は、受講者目線でお話を進められ、日常でよく使うような言葉や表現でお話をされるので受講者にとってはわかりやすく吸収しやすい講習会でした。