10回コースの前半5回は、左右非対称を見極める検査とPMテーピングです。
講師が冒頭に「難しいことを難しく言われると長続きしません。核心にふれて面白く分かりやすくお話して、面白くなる秘訣をお伝えします」と話され講習がスタートしました。
講習は、実技の演習、講師が出版した書籍『PMテーピング』と配布資料を使用して進みました。
まず、肩の巻き込み検査の実技から始まりました。
講師の助手2名の先生が受講者に実技を見て回り、指導されていました。
次に骨盤の触診・下肢外転・内転の抵抗検査なども、講師が説明をしながらデモンストレーションをしている間もメモを取りながら丁寧に観察されていました。
また、講師が受講者の実技を見て回る際は、冗談を交えながら指導されていたので終始和やかな雰囲気で、受講者の疑問点を解消する講習をされていました。
また、2名の助手の方も、受講者のもとを回り、受講者全員に丁寧に助言・指導されていたので、受講者は、より分かりやすく講習内容が伝えられていたと感じました。
「この講習会で何かを掴んで施術所に持ち帰ろう。」
「疑問点は解消するために積極的に質問を投げかけよう。」
という受講者の熱心な様子が伝わってきました。
学生が触診をする際、「彼に将来、伸びてもらいたい。」との講師の思いで、ベッドに患者を寝かせる方法や触診の悪い例などを題材に取り上げ具体的に説明されていて、分かりやすさを重視されていたと思いました。
テーピングのデモンストレーションでは、テープ一本一本の位置や意味、テンションのかけ方、効果など詳しく説明されていました。
終了時には、講師から受講者に「新しい発見をしたときの喜びをみなさんと共有できて嬉しいです。」と言われていました。
受講者が充実した笑顔で挨拶をされ帰られていたことが印象的でした。