カイロプラクティック&オステオパシー研究会

H30.7.8 『頸椎を紐解く/PMテーピング(上肢)』(大阪)

H30.7.8 『頸椎を紐解く/PMテーピング(上肢)』(大阪)

今回の講習会はまず前回の続きと復習から始まりました。
前回の続きとして、左下肢が外転すると血圧が上昇し、内転させると下降することを、血圧計を用いて説明がありました。
また、肩関節のズレについて、肩が痛いと来院される患者さんでも下肢の問題からの影響として肩に症状が現れることが多くあることを話され、
治療方法と治療効果を持続させる手技のコツや注意点を、デモを行いながら説明されました。

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さらに検査する際の患者の姿勢や検査を行う患者の手足の持ち方などの注意点を講義いただきました。

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次に頚椎に棘突起を持ち腕に軽度の麻痺、頚椎の可動域に問題のある方をモデルに、
頚椎のズレに対しアジャストの必要性のテストを行う脊椎内圧を上げるサビカルコンパクションついて説明をいただきました。

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続いて、治療前に行うテスト結果をより正確に出すためのアプローチの重要性をデモの流れの中で説明いただいた後、頚椎の可動域についての講義をいただきました。
頚椎の不調で来院された場合でも骨盤をバンドによって調整することで頚椎可動域が改善されるなど、痛みを訴える部位だけに捕らわれず治療を行うことが大切であること、
骨盤バンドを使い固定をする際の巻き方やテーピング方法を説明いただきました。
また骨格の矯正だけではなく筋膜へのアプローチによって改善へ導く方法を知っていると治療時間も短時間で済むことお教えいただき、それらの効果をモデルの施術前後の可動域・痛みの軽減によって示していただきました。

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患者は湿布を貼ってもらうことで、「治療してもらっている」という感覚をもつので、湿布を用いることも勧められていました。
また、湿布の貼り方ひとつで、治り方が違うことを話されました。

 

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湿気の多い時期は特に湿布を多用することにより体の水分を吸収し、関節の緩みを軽減させるので効果が見込め、湿布とベルトを併用することでバランスが取れて早い治癒が見込めるとお勧めされていました。
最後に実技の復習として資料を用いて前回と今回の講義をまとめられました。