カイロプラクティック&オステオパシー研究会

H31.2.10 『首とからだの関係性から考察するアクティブスイッチの入れ方と見つけ方』(大阪)

H31.2.10 『首とからだの関係性から考察するアクティブスイッチの入れ方と見つけ方』(大阪)

H31.2.10 『首とからだの関係性から考察するアクティブスイッチの入れ方と見つけ方』(大阪)

まず初めに、松本先生が受講者に、前回の講習会のアプローチ方法を臨床で行ったかどうかとその効果を確認したところ「患者さんに痛みがなくなったと言われた」「うまくできる時とできない時があった」などと答えていました。

それに対し、松本先生は「習得するのはとても難しいので、何度も繰り返し挑戦してください」と受講者を応援していました。

今回の講習会では、首・後頭部との関連が大きい「骨盤(腸骨・仙骨)の施術の仕方」について座学と実技が行われました。

座学では、骨盤画像(レントゲン)の見方と症状の関係についての講義でした。資料に描かれた数種類の骨盤の画像を見て、腸骨や仙骨がどのような状態になっているかを読み取り、それぞれの状態の時に現れる症状についても受講者に質問しながら確認していました。

実技では、デモンストレーションをまず行い、その後受講者が2人1組で実技を行うという流れでした。

デモンストレーションでは、松本先生のアプローチ前と後でモデルの状態がどう変化したかを理解してもらうために、受講者全員にモデルの状態を触ってもらっていました。受講者が実技に入る前には必ず質問の時間を設けて、受講者の理解が深まるように努められていました。

  

実技の時間は、「この施術はリズムが大切です。患者さんの息を吐くリズムに合わせて圧を加えること」「このアプローチは施術者の体勢がしんどいので、自分にあった体勢を見つけて体を壊さないようにしてください」「格好がいい姿勢を意識するのではなく、どの部分に、どのくらいの圧を、どの方向に入れるかということを意識するように」などを伝えながら指導していました。

受講者がアプローチ方法を理解し、少しでも多く習得してもらえるように松本先生が心がけていることが伝わる講習会でした。また、受講者も「技術を習得したい」という熱意をもって講習会に参加している様子が伺えました。