平成29年度後半の倉津弘一先生の1回目の講習は、筋膜総論の座学と筋膜を操作する実技でした。
身近なものに例えた表現や、雑談も交えた講義だったので受講者は集中力を切らさずに聴講されていました。
スライドの内容もページ数も多く豊富だったので、受講者は講師の説明とスライドと手元資料にメモをとることに忙しそうでした。
講習が現場に寄り添った内容で、受講者が「なるほど」とうなずく姿がよく見られました。
「悪い姿勢を数年かけて蓄積された痛みはすぐに治せないので、治療スパンは1、2週間をかけてメンテナンスが必要です。」
「筋膜リリースの難しい所は筋膜をどこまで沈められるか、深さが一番難しい。腓腹筋とヒラメ筋の境目が一番練習しやすい部位ですので、今日は手に感覚を覚えさせてください。」
と話されました。
実技時間を多めに取られていたので、受講者たちも満足度の高い、そして終始、受講者の笑顔が絶えない講習会になったと感じました。
筋膜総論 筋膜を操作する手技
日時:平成29年10月8日(日) 10:00~13:00
場所:全柔協会館4F
講師:倉津弘一
講師肩書:大阪府療術師協会 会長