カイロプラクティック&オステオパシー研究会

H30.6.10 『肩関節を紐解く/PMテーピング(腰背部/肩・三角筋急性期テーピング)』(大阪)

H30.6.10 『肩関節を紐解く/PMテーピング(腰背部/肩・三角筋急性期テーピング)』(大阪)

平成30年度のカイロ研究会、第3回は全員参加の盛況となり、前回までのおさらいも含めた検査方法や手順の実演と、肩・肘へのテーピングの実技指導を含めた充実の内容となりました。

 

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検査の実演では、前回都合がつかず欠席となった受講者への実技体験も織り交ぜながら受講者全体への復習を進めることで、全員がバランスよく学べる構成になっており、
また受講者を患者に見立てた実演では、講師から患者役への声かけや体感確認のやりとりが軽妙で、受講者から笑いがあふれる場面も。

 

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座学にも患者対応や施術所運営のアドバイスを折々に盛り込み、相手を飽きさせない「聞かせ」のテクニックが垣間見えました。

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実技の時間には2名一組となって受講者同士で検査やテーピングを行いましたが、講師やアシスタントの先生方にアドバイスを求める声や、受講者同士での意見交換や患者側に立っての感覚の共有など、終始賑やかで活気あふれる講習となりました。

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講師の古谷先生が言われるには、この講習の目的は「引き出しを少しずつ増やす」ためのもの。テーピングや検査など、自分に合うものを取り入れるために積極的に学んで帰ってほしいとのことでした。

またどの技術もすぐに上手くできるわけではなく、100万1回目から上手くいくために100万回試行錯誤しながら失敗する、という姿勢は、治療家に限らず意識するべき志だと感じました。

講習の中で古谷先生は一貫して正確な検査の重要性を説かれており、患者の姿勢などから検査結果がぶれないよう、条件を整える手順を毎回丁寧に守られていて、講習内容の説得力を何よりも裏付けられるものでした。

「正確な検査」で「適切な治療方法を選択」し治療にかかる時間を短くする大切さを熱弁される古谷先生のエネルギーを肌で感じる、あっという間の3時間でした。