接骨院で販売できるもの
接骨院の本業は施術をすることで、患者さんの症状を改善させることであり、日々治療家としての技術の習得に励んでおられることかと思います。
そんな中、少しでも早く患者さんの症状を改善できるようにと、様々な商材を販売されています。
接骨院での物販のメリット
接骨院での物販のメリットについて考えてみます。
接骨院での「物販」は大きく、2つの側面が考えられます。
1.治療の補助としての「物販」
2.「物販」を1つの部門として販売(売上)から利益を得る
「物販」は、施術の補助として考えられると思いますが、販売から得た利益は接骨院経営に大きくプラスになります。
接骨院で販売”できるもの”と”できないもの”
次に接骨院で販売 ”できるもの”と、”できないもの”をご紹介します。
最も簡単な見分け方は、医薬品や医療機器と名の付く物は販売も授与もできません。あくまでも施術で使用する目的のみ許されています。
接骨院で販売ができるもの
では、接骨院で販売が「できるもの」をご紹介します。
全柔協の購買、セラピ(株)で独自に集計した接骨院での患者販売ランキングです。
1位:湿布・軟膏類(医薬部外品に分類されるもの)
2位:コルセット
3位:サポーター
結果を見ると、湿布類(医薬部外品に分類されるもの)がダントツ1位です。
セラピ(株)でNo.1の売り上げは?
【セラピタフィットクール】メントールを含んだ冷却材です
商品特長
メントールのここちよい刺激感水分60%の白い膏体で強い冷却感で、皮膚にやさしく、肌ざわりがよい使用感です。
◎メントールには局所刺激、清涼、無色の結晶、特異で爽快な芳香があります。ハッカに含まれる成分で、塗布する時、局所に冷やりとした清涼感を与えます。
売れ筋「腰のコルセット」ランキング
売れ筋「サポータ」ランキング
物販を取り入れるポイント
物販を取り入れるポイントは、施術者自身が、その効果に自信を持っていることです。
ありがちなことですが、施術者、スタッフも使用したことのないモノを売ろうとしても、商品の効果に実感を持てずうまくいかないことが多いです。
患者さんも施術をしてくれる先生が勧めてくれるから、きっと間違いがないだろうと信頼してもらっていてはじめて購入してもらえます。
接骨院で上手に物販ができるプロセス
比較的、上手に物販ができるプロセスとして2通り考えられます。
1.「施術に組み込む」
こちらは実際に施術に用いて、確実に効果を感じていただけるものです。
例えば、シップやテーピング等
2.「お試し」をしてもらう
コルセット等、ギックリ腰後、数日、貸出することにより商品の良さを理解してもらえます。※通院の離脱を防ぐ事もできます。
また待合室の一角に物販コーナーを設けて、物販に力を入れたい。
そのような先生方は、以下の点を理解しましょう。
患者さんは商品が欲しいのでなく、“情報″が欲しいのです。
「湿布」の効果は知っていても、「いつ」「どこに」「どのように」使用すれば効果があるのかといったここでしか手に入らない情報です。
まさに施術を直接されている施術者なら簡単にアドバイスができることです。
他のコルセットやサポータ等も同様です。ここに“施術者の物販の強み″があります。
物販のPOP作成のポイント
また物販をする上で参考になるのは、同じ健康産業の”ドラックストア”です。
店内にはいると目に入るのは、商品に掲げたPOPです。インパクトがあると、思わず手に取ってしまいます。
POP作成のポイント
1. 院長・スタッフが心を込めて手書きするがPOPが一番効果的です。
2.パッケージを拡大コピーしてパウチしたものをトップボードにする。
3.女性の好むピンク色の・ボードなどを付けると売り上げ向上します。
4.院長・スタッフの写真、似顔絵や名前が表記されたPOPは患者さんに安心感を与え好評です。
接骨院の本業は「施術」です。
ただし現在は接骨院の競争も保険請求も厳しい環境です。その様な中、少しでも売上を上げたいものです。物販は創意工夫により、売上に貢献します。 ぜひ、ご自身ができる範囲から始めてみましょう。
詳しい商品のお取扱いは、全柔協の開業アドバイザーがご相談を承っています。